2026年4月、ベテランAIは開発元の株式会社イケメン自身に導入された。狙いは2つ。自社の業務を実際に楽にすること。そして、製品を外に出す前に、自分たちが最初の顧客になってみることだ。
完成したら、作り手と使いたい人とのギャップって絶対出ると思うんで。使ってみて修正っていうのを何回か繰り返していかなきゃ無理そうですね。
01見つかったのは、機能ではなく「運用」の穴
使ってみて分かったのは、足りないのが機能ではなかったことだ。公式アカウントをどのグループに入れるのか。それを誰が決めるのか。連携するアカウントは誰が作るのか。導入の前提になる運用ルールが決まっていないと、機能がそろっていても情報は集まらない。
「アカウント作成」と「アカウント接続」は、同じアカウントを扱っているように見えて、実は別の仕事だ——という切り分けも、このとき言語化された。前者は会社側の準備、後者は製品側の設定。混ぜると、どちらの作業も止まる。
02学びは、製品に戻す
- 運用ルール(公式アカウントをどこに入れるか、誰が決めるか)は、サービス側から案内する
- 個人LINEの履歴インポートを忘れさせないよう、リマインドメールを送り、メールから直接インポートできるようにした
- 導入時のセットアップ(各SNSの公式アカウント作成・接続)そのものを、提供パッケージに含める
製作者側と実際使う側でギャップがあるっていうのが今回わかったので、これは今後のシステム開発全般に出てくる。この確認は今後マストになる。
「作ってから使ってもらう」ではなく「使いながら作る」。この検証サイクルは、ベテランAIに限らず、その後の開発プロセス全体に組み込まれている。




