2025年12月。社内の打ち合わせで、ひとつの構想が言語化された。テキスト・PDF・画像・音声を収集して、OCRと音声認識で読める形にして、AIが理解してデータベースに溜める。そして聞けば、インテリジェントな秘書のように答える。のちのベテランAIである。
構想が言葉になったのが12月中旬。そこから動くものができるまで、かかったのはざっくり3ヶ月だった。
012026年2月、初の通しデモ
2月の社内デモでは、ファイルのドラッグ&ドロップ取り込み、公式LINEをグループに入れるだけの自動収集、権限管理、保存時の承認フロー、顧客管理、経費の領収書OCR、二段階認証まで、ひととおりが動く状態になっていた。検索はこの時点で類似検索に対応しており、「システムAについて教えて」と聞くと、関連するシステムBの情報も拾って答える形になっていた。
024月、自分たちの会社に入れる
4月には、開発元である株式会社イケメン自身への本番導入が始まった。マスターアカウントから招待URLを発行し、会社アカウントを作る。招待URLは一度使うと無効になる。会社ごとにデータは完全に分かれる。マルチテナントの仕組みを、まず自分たちで通した。
そして自分たちで使い始めた途端、検索精度の課題が次々に見つかることになる。この戦いは「最近の進捗を教えて」に正しく答えるまでに書いた。
03速さの理由
- AI駆動開発 —— 実装の大部分をAIに書かせ、人は検証と意思決定に集中する
- 既にあるものを拡張する —— ゼロから書くより、実績のあるオープンソースを土台にして拡張する
- 小さく動くものから育てる —— 全部できてから見せるのではなく、動く範囲で使いながら足していく
引っ張ってきて拡張する方が早い説があって、それを頭に入れて俺らは次から開発しようか。
04現在地
2026年9月には外部APIの公開、会社ごとのカスタムロール、CRM/SFA機能の拡充が入った(更新情報)。それでも、開発チームは「完成した」とは言わない。実際の運用はまだ少ない——だからまず自社とグループ会社に配り、使いながらブラッシュアップを続けている。




