ナレッジベースの製品は世の中にたくさんある。難しいのは、書いてもらう文化を作ることではなく、すでにあるやり取りを、そのまま集めることだ。ベテランAIは後者に振り切っている。
01集め方は、2系統
ひとつはボット方式。公式LINEやChatworkのように、ボットをグループに入れておくと、以降のやり取りが自動で集まる。特定の個人アカウントに依存しないので、担当者が変わっても収集は止まらない。もうひとつはアカウント登録方式。tl;dvのような会議ツールは、アカウントを接続すると議事録・文字起こしが取り込まれる。
- チャット: LINE公式アカウント / LINEトーク履歴 / LINE WORKS / Chatwork / Slack / Discord / Messenger / Microsoft Teams
- 会議: Zoom / Google Meet / tl;dv
- ファイル: ドラッグ&ドロップでアップロード(PDF・画像・音声。音声は自動文字起こし)
- その他: メール転送、Googleドライブ連携、Zapier経由の接続
02「忘れる」を仕組みで防ぐ
個人LINEのトーク履歴だけは、仕様上、手動でのエクスポート→インポートが必要になる。人は必ず忘れるので、リマインドメールを定期的に送り、メールの中から直接インポートできるようにした。「手動が残る箇所には、忘れない仕掛けをセットで付ける」が設計方針だ。
03制約も、正直に設計に入れる
たとえば公式LINEのボットは、1つのグループに1つしか入れられない。すでに別のボットが入っているグループでは、LINE WORKSで代用するといった逃げ道を用意している。1つの会社アカウントから複数のSNSをまとめて連携できるので、チャネルが増えても管理は1か所で済む。
こうした収集の前提づくり——公式アカウントをどのグループに入れるか、誰が決めるか——まで含めて導入支援に含めている理由は、自社導入で見つけた「作り手と使い手のギャップ」に書いた。




